ザクロの歴史
ザクロの歴史はとても古く、ギリシャ神話や旧約聖書に出てきます。
ギリシャ神話では多産と豊穣の象徴とされ、旧約聖書では七産物として、ブドウやオリーブとともに登場します。
エルサレム神殿の柱のデザインにもザクロが使われたそうです。
原産地はイラン地方で、そこからエジプト・ギリシャ・中国へ伝わったようです。
日本には、平安時代に中国から伝わったと言われています。
古くから薬用として、外傷や潰瘍・炎症などの薬としても用いられてきました・
最近では、ザクロの種に含まれるエストロゲンが、更年期障害や乳癌など女性の健康への効果が注目されています。
ザクロの品種
ザクロは世界各地で栽培されており、たくさんの品種があります。
アメリカ系のワンダフル種、スペイン系のグラナダ種などが有名です。
日本のスーパーの店頭に並ぶのは、イラン産やアメリカのカリフォルニア州産が多いようです。
また中東でも普通にみかけますが、果実は日本のものより一回り大きいものが多いようです。
ほとんどの品種が、日本のザクロと同じように赤色の実を結びますが、白いザクロ(白水晶)や黒いザクロ(ペルシャブラック)もあります。
また、最近では他の果実と同様に、種のないザクロもあります。
ザクロビバレッジの【冷凍ざくろエリル】は、ザクロの中でも最高級品種である「ワンダフル種の完熟ザクロ」のみを収穫して作っています。
ザクロの成分
ザクロの中でも一番注目されている成分は、「植物性エストロゲン」という女性ホルモンに似た成分です。
またカリウム、エラグ酸、酒石酸、クエン酸、ビタミンB1、B2、Cをはじめとするミネラルやビタミンが豊富に含まれています。
そしてこれらの成分には、次の働きがあると言われています。
●エストロゲン
女性ホルモンのバランスを整えるので、妊娠しやすい身体にしたり、生理痛や更年期障害による症状に効果があるといわれています。
また抜け毛や白髪にも効果があるそうです。
●エラグ酸
お肌の漂白剤とも言われるエラグ酸が、メラニン色素の沈着を抑えてシミ・ソバカスを予防すると言われています。
●ビタミンB2
脂肪が効率よく燃焼するのを助けるので、ダイエットに効果的と言われています。